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2013
11.01

オープンネットシステムって理想の形?

Category: 設計
オープンネットという言葉を聞かれた方はおられるでしょうか。工務店に請負を依頼せず、それぞれの職人さんと住まい手の方が直接契約し、工事を進めるというもので、それをオープンネットという組織に参加している設計士がまとめ役になって進めるというものです。
その考え方は、工務店は住まい手の方と職人さんとの間に入って無駄な費用を取っているというもの。さらに、建築を進めるにあたり数多くの職種があるので、その職種ごとに競争させれば安くつく。また、設計士が管理するので、設計士に頼みたいという人の夢もかなえることができるというものです。
工事のことを充分しらない人にとっては理想のようなやり方に聞こえるのですが、大きな問題を持っています。
オープンネットという仕組みを考えた方は設計士の方のようですが、あまり良い工務店にめぐり合わなかったのでしょう。確かに、何もやらずに下請けからお金を搾り取るだけの工務店もいると思いますが、工務店の本当の仕事は直接工事をやることではなく、下請けさんたちの調整を行ったり、材料の手配を行ったりして、無事完成まで進めることが本来の仕事なのです。
その管理の仕事を抜きにして良い建物ができるはずがありません。まして、普段一緒に仕事をしたことのない下請けさんを競争させて発注し現場を進めると知らないもの同士ですから、引継ぎや連携がうまくいきません。また、工事後の責任の所在もいい加減になります。たとえば柱と建具の間に隙間が開いていたとします。別々の職人さんのとき、建具屋さんは大工さんの責任だといい、大工さんは少々のことは建具で合わせるのが当然だというケンカになったりします。工務店に頼む場合は、どちらの職人さんの問題であっても、工務店の責任なのです。
工務店のそういった仕事は設計事務所がやりますということになると、設計士が普通やる仕事に加えて工務店が行う仕事を加えるわけですから、結局、工務店が必要とする経費は同じようにかかってしまうということになります。
工程も管理する人がないと、職人さんがうまく現場に入れなくなり、どうしても工期が延長になったりします。
結局、大事な仕事を省けば易くつくというあたりまえのことであり、工務店の代わりを設計事務所がやるとしたら、専門家でないものが工事管理を行う中途半端な住まい作りということになります。
設計は設計事務所、施工管理は工務店。各職種は技能のしっかりした職人さんなどの連携で進めるのが一番であり、省けるものは多額な広告宣伝費であったり、営業マンの費用だけだと思います。

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2013
10.31

専用通路

Category: 土地・敷地
建築物の敷地は都市計画区域である場合、道路に少なくとも2m以上接しなければなりません。敷地が道路に長く面している場合は問題ないのですが、何メートルかの路地を介して道路に面していることがあります。これを専用通路とか路地上敷地などと呼びます。
この場合、路地の奥行きに対して幅の指定がされていることが多く、こちらも行政によって規制値が変わりますので前もって調査が必要です。
こういった路地状敷地は嫌われることも多いのですが、店舗などに利用するのでなければ、道路から少し離れることにより騒音から逃れられたり、プライバシーが確保できたりするので、土地の値段も安く設定されており、専用通路部分に車が停められるスペースがあるなら、むしろ一考する価値はあると私は考えます。
良質な住まいを作るためにはやはりお金がかかります。
土地の代金に多くの費用をかけた場合、建物に廻せるお金が減ってしまいます。
住宅の場合、店舗と違って土地がお金を産んでくれることはありません。
昔のように土地が値上がりし続けるのならいざ知らず、最近のような状況ならもう一度住まいとして良いのかそうでないのかという観点で見直してみましょう。
大きな道路に面しているほうが居住環境にとっては悪いこともあると思います。

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2013
10.29

延焼の恐れのある部分とは?

Category: 法律
延焼のおそれのある部分とは、道路中心線または隣地境界線から一定の距離にある部分をいいます。その距離は1階であれば3m、2階であれば5mになります。街中で宅地の幅が狭い場合、サイドの隣地境界線から5mの部分が該当するので、敷地の幅が10m程度の場合、2階はほとんどの部分が延焼のおそれのある部分になります。延焼のおそれのある部分の外壁や開口部は、その地域の防火規制にもよりますが、一定の制限を受けることになります。最近、よく使われているサイディングなどの外装材を使ったり、モルタルで仕上げる場合は問題ありませんが、土壁を下地とせず、板張りだけで外壁を仕上げる場合は、規制にかかります。

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2013
10.28

120角の柱と105角の柱はどちらが強い?

Category: 耐震・構造
単純に考えると、105mmの柱より120mmの柱のほうが強いのは当たり前ということになります。じゃあ、そうでないことがあるのかというと、樹種の違いということが考えられます。桧の強い柱に比べて杉の弱い柱なら、桧の105mm角のほうが強いこともあると言われる方もおられると思います。
しかし、そんな微妙なことでなく、105mmの柱のほうが120mmの柱より同じ種種でも強いということが明らかにあります。同じ木から取った材でもです。
柱の強度は柱の断面に比例することは間違いないのですが、それは同じ長さであればということです。住宅に使う柱の長さは3m近くあります。それぐらいの柱になると、座屈という現象が起こり、柱に長手方向の力がかかってもまっすぐ力がかからず、弓のように曲がりながら壊れてしまう現象が起こるのです。
柱が短ければ座屈は起こりません。ですから同じ樹種でも、1mぐらいの柱と3mの柱を比べれば、105mm角の柱のほうが3mの120mmの柱より圧縮に対する耐力があるということが起こるのです。
住宅の宣伝を行うとき、我社が提供する住宅は桧の総5寸角(150mm程度)だといって宣伝されている場合があります。
一般的に見ると、まったくの同条件であれば太い柱のほうが強いのですが、単純に言えないこともあるということを頭の隅に置いておいてください。また、柱の太さはかかる力により必要な断面が決まってきます。必要以上の断面があってもオーバースペックの場合もあります。
もちろん、柱が太いということは構造耐力だけでなく耐久性にも関係すると思われますので一概には判断できませんが、単なるステータスで太い柱を喜ぶのも少し考え物です。
でも、耐久性のことを考えると120mm角ぐらいの柱は最低使いたいですね。

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2013
10.27

マグニチュードと震度の違い

Category: 耐震・構造
マグニチュードと震度は違うということをご存知な方は割りとおられると思いますが、まだまだ混同されている方も多いと思います。震度はその地点での揺れの大きさを示すものであり、マグニチュードは地震そのものが持つエネルギーの大きさを示すものです。ですから、いくらマグニチュードが大きい地震でも、震源がすごく深かったり、遠かったりすると、震度はそんなに大きくないということになります。簡単に言えば、スマトラ沖ですごく大きなマグニチュードの地震が起きても、日本はほとんど揺れないということを考えてもわかりますね。
いずれにしても、震度が5以下の場合、大きな揺れで驚くことも多いですが、ちゃんとした建物に被害が起こることはよほど震源が浅くない限りほとんどありません。また、マグニチュードも震源の深さにもよりますが、6未満の場合はそんなに大きな被害は出ていません。

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