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2013
10.11

本当のバリアフリーとは

Category: プランニング
建物の内部の床に段差がないのが当たり前のようになりました。バリアフリーという考え方が浸透したからですね。でもそれは正しいのでしょうか。
歳をとって脚があまり思うように動かなくなってくると、少しの段差でも躓いたりする。それを防ぐのがバリアフリーだということですが、それはそうなったときのことです。
35歳か40歳ぐらいで家を建てるときのことを考えて見ましょう。このとき、すでに脚が悪い場合は別として、そうでない場合、30年ぐらい経っても小さな段差に躓く人はあまりいないのではないでしょうか、そのころには床の耐久性も落ちて改修の必要がでてくるので、改修にあわせて段差のないように改修しても遅くありません。
そもそも、建築空間で段差がないなんて少しも楽しくありません。和室も昔は高貴なものとして、板張りの部屋より少し高く作ったものです。しかも少し専門的になりますが、納まりも多少段差があったほうがうまくいきます。
本当の意味でのバリアフリーってどういうことでしょうか。バリアーがないということは人によって違うのです。脚は悪くないけれど手がうまく効いてくれないとか、障害は人によって違い、段差をなくしたり、お決まりのように手摺をつけることがバリアフリーではないのです。
昔から、日本の住まいは長く使い続けられ、古い建物には必ずと言って良いほど、改修した跡があります。
これこそバリアフリーそのものなのです。特に在来工法は、土台の上に柱が載っており、1階の床は自由に改修できるような構造になっています。こういった改造ができることが重要で、その人の状況に応じて必要な改修ができてこそ本当のバリアフリーとなるのです。
じゃあ、なぜ、バリアフリー=床に段差がない+手摺がついているなどになってしまったのでしょうか。
2×4構法や、プレハブ構法は改造がしにくい建物です。特に2×4構法は1階の床をプラットフォームにし、壁を建て込んでいく構法なので、後から改修すると建物そのものに問題が起こるので、建物を売り込むためのキャッチを含めてどんどんPRしていったのではないかと私は思います。
もちろん、無駄な段差、意味のない段差をつけることが良いと言っているわけではありません。常識のように言われていることに本当に意味があるかどうか、それをやめても意味があることがないかとまで考えてみる必要があるということです。

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2013
09.28

小さくて使い勝手の良い住まいがベスト

Category: プランニング
住まいを建てようとする人に、どんな家が良いですかと聞かれたとき、迷わず「小さくて使い勝手の良い住まい」と答えます。
使い勝手の良いというところは異論の無いところだと思いますが、小さいのはねえと思われる方もあるでしょう。同じ費用を掛けるのだから、できるだけ大きな家が建てられたら得をした気分になるという方もおられると思いますが、本当にそうでしょうか。
「小さくて」というのはあくまで使い勝手が良いというのが前提です。大きなほうが良いと感じられる方は、小さいと自分の要望がかなえられないと思われるからだと思います。
ですから、設計を行うときは、住まい手の方と徹底的にお話をさせていただきます。寝室は8帖の広さがほしいとおっしゃっても、なぜですか、どんなものを置かれますか、ベッドで寝られるのですか、寝る前に読書をされますか等、細かなところまで聞いていきます。お客さんのご希望は、昔より良い住まい、できるだけ広い住まいということになり、どんどん大きな建物になってしまいます。
でも、予算には限りがあり、すべてのご希望をそのまま聞いていくと、坪単価が非常に安くなってしまい、材料や構法も安いものしか使えず、良い住まいというよりお得感のある住まいになってしまいます。
住まいは宝石と同じようなものだと思っています。
大きければガラス球でも良いのかということです。もちろん美しくデザインされたガラス球もありますが、自分が一生住む家ですから、できるだけ良いものを作りたいところですが、大きさを求めると中途半端なものになってしまいます。
そこで、私たち専業設計事務所の出番です。
お客さんの要望の本質を見極め、無駄を省き、小さくともきらりと光る家を作ると確実に満足できる住まいができあがります。坪単価が高い家ほど良い住まいになるのは当たり前ですよね。
副産物としては、固定資産税が安くつくとか、掃除するスペースが小さくて済むとか、無駄に広くないと冷暖房費が安くつくとか、建物が小さい分庭が広く取れるなど他にもメリットはいろいろあります。
私の自宅はそれを実践して作ってみました。

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2013
09.26

建築模型とパース

Category: プランニング
特に建築家と言われる人は模型が好きなようです。テレビのシーンじゃないですが、有名建築家に勤めている所員がこつこつ作った模型を大先生がやってきて、「こんなんじゃダメだ」と言ってクシャッと潰すシーンが思い浮かびます。
本当にそんなことをやっているのは極少しでしょう。模型を作るには手間もかかるし、材料代も馬鹿になりません。
私はほとんど模型は作りません。なぜかというと、無駄にお金がかかるからです。模型を作る目的はというと、空間を認識するためですね。でも、プロなら自分の設計した建物がどうなっているかわからないはずが無い。確かにわかりにくいときもありますが、それは設計した建物の一部であることが多く、普通、スケッチを描けば事足ります。
模型を作るもうひとつの理由は、依頼主に建物を理解してもらうためですね。こちらはプロじゃないので、図面を見て建物がどんな風になっているか認識するのは難しい。だから模型を作ると「わかりやすいです」という答えが返ってきます。でも、先ほども書きましたように、この模型作り、非常に手間がかかります。その割には細部が表現できず、依頼主に建物を最後に確認してもらうときに作っているようです。
でも、依頼主に建物を理解していただく作業というのは、早い段階で必要になります。建築家が自分の作品を押し付けるのならいざ知らず、依頼主の要望をひとつずつ確認するためには、何度も何度も模型を作って理解してもらうのが本筋ということになりますね。でも、それは無理。。。
じゃあどうすれば良いのか。
最近はCADが良くなって、現実にほぼ近いパースが簡単に(慣れないと難しいけれど)書けるようになりました。プランを一案作ったらすぐパースを作る。部屋の中のわかりにくいところはパースで説明する。少し変えたいとおっしゃれば、それに対応してパースを作る。色を変えたいと言われればすぐに変える。
このようにパースは模型ではできない細かな配慮ができるのです。
昔はパースは専門家が手で書いていました。一枚書くのにすごく時間とお金がかかるため、住宅の設計ではあまり書かれず、公共の建物の完成予想図として作成され、新聞に載せたり、議員さんに説明する目的で使われていました。
でも、設計が完成してからパースで表現してもらっても、依頼主としてはあまりうれしくないですよね。設計の途中でじゃんじゃん書いてもらい、色のことなども表現してもらって、こんな風になるんだと納得して設計を進めてもらうのがベストですね。
これからは模型じゃなく、パースの時代です。

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2013
09.25

家相

Category: プランニング
家相は私たち設計者を悩ます要因のひとつです。
私たちは、家相は全体的に見ると根拠の薄いものだと思っています。しかし、昔から言い伝えられたことを大事に考えることは問題あることでもないし、建物が完成してから、そればかりが気になってちゃんと生活できないというのも問題です。
家相の中でも根拠のあるものについてはプランを進めると自動的に解決できますが、単なる方位で決まってくるものなどは、敷地が狭いとなかなか解決がつかないものもあります。
幸いと言ってよいかわかりませんが、今までそんなに強く家相を気にされる方はおられませんでした。一般的な内容だけはクリアーしてくださいという方が多く、私たちの知識のなかで解決したことがほとんどです。
家相は、言葉と同じように方言のようなものもあり、見る人によって違う答えが出るようです。狭い敷地に限られた予算で作る場合、家相としてよくない部分が出てもなかなか解決できないことがあるし、見る人によって違う答えがでるので、最初から対応することも難しいです。できれば、建築的な対策でなく、問題のある部分にいろんなものを置いたりすることで対応できるような答えを出してくれる家相を見る人がいれば嬉しいですね。

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2013
09.24

設計は一番大切なもの

Category: プランニング
建物を建てるのに一番大切なものは何でしょう。大工さんの腕、材料などいろいろあって何が一番とはいえませんね。でも、一番ないがしろにされているけれどすごく大事なものが「設計」です。
設計で失敗すると取り返しがつきません。いくら腕の良い大工さんや職人さんががんばり、さらに良い材料を集めて建設しても、良くないプランや設計ではどうしようもありません。
最近では建物の設計というか、打ち合わせは営業マンの方とすることが多いですね。しかもハウスメーカーの場合、発注しなくても無料でどんどんプランを作ってくれます。そんなプランニングを元に家をつくっても、入居してからいろいろと気がつくことが多いはずです。
私たち設計事務所は通常2~3ヶ月掛けて設計を行います。もちろん費用を頂いて。費用がかかるということは金銭面から考えて確かにつらいことかも知れませんが、無料で良いものができるはずもないし、お客さんの立場にたってじっくりものが考えられるはずがありません。お金をいただいてこそ、じっくりと時間をかけて設計に取り組めるのです。
お客さんと打ち合わせを何十回も繰り返したとき、初めてお客さんが言われている真意について気がつくこともあります。設計というものはその打ち合わせなどのコミュニケーションが大事であって、図面を作ったり、プランを決めたりすることが第一義なのではありません。お互いに思いを聞いたり話したりする中で、思いが完全に伝われば設計作業は7割は終わったと思って間違いないでしょう。そこまでのプロセスに時間をかけることが重要で、私たち設計士が考える時間も必要ですが、家を建てる方ももう一度単なる常識にとらわれることなくじっくり考える時間が必要なのです。

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